◆ディオネ◆
ディオネ ディオネは 土星に知られている12番目の衛星です
土星からの距離:377,400 km
直径:1120 km
質量:1.05e21 kg
ディオニィ と発音します。
ギリシャ神話では、ディオネはアフロディテ(ヴィーナス)の母で
あり、ゼウス(ジュピター)の妻です。
1684年、カッシニによって発見されました。
ディオネは 土星の衛星のうち、一番密度が高いです(ただし重力 による圧縮で密度が高められている ティタンを除きます)
ディオネは主に水性の氷でできていますが、珪酸性の岩石などの より高密度の物質をかなり含んでいるようです。
やや小さいものの、ディオネはそれ以外はレアと非常によく似て
います。どちらも同じような組成、 アルベド値の差による模様、
多様性のある地形を持っています。
どちらも同期して軌道を回っており、 前側と後ろ側の半球は
異なった形態をしています。
後ろ側の半球には、網目状の明るい線が暗い背景の上にあり、
クレーターはほとんどありません。
線はクレーターの上にかぶさっておりより新しいものであること
を示しています。
前側の半球は非常にクレーターが多く、均一に明るいです。
カリストと同様にディオネのクレーターには月や水星に見られる
ような高い凹凸がありません。
これは次のように解釈されています:
できて間もないころ、ディオネは活動的でした。
何かの活動(氷の噴火?)により表面のほとんどが改変され線状の
パターンができました。 のちに内部的な活動がおさまると、
ずっと小規模の衝突が(それはあまりに小さく観測衛星ボイジャー
の映像では見えない)あり起こりました。
これはディオネの前側の表面に集中し前半球の線状を消し去って
しまったのです。


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